中国の三好学生の意味とは何？共産党・毛沢東が提唱した学生の評価制度

中国の歴史を勉强していると出てくる中国語「三好学生」。今回は、三好学生とは何なのか、その内容について紹介します！

私は聞いたことない言葉だ！！３つの良い学生？？

マイチャイの興味の対象は台湾で、中国には興味ないからじゃない？(笑)

そうかも♡

中国語「三好学生」の読み方とピンイン

拼音：sān hǎo xuéshēng
カタカナ読み：サンハオシュエシェン
簡体字：三好学生
繁体字：三好學生

サンハオシュエシェンと読むんだね！！

3つの模範的な学生、3パターンの良い学生という意味です。

3つの基準は一体、何なんだろう？？

それをこれから紹介していくよ！！

你有没有听过三好学生的概念？
nǐ yǒu méiyou tīng guò sān hǎo xuéshēng de gàiniàn
あなたは三好学生の概念を聞いたことがありますか？

ここでは三好学生の三が実際に指している対象について見ていきましょう。

学习好は、勉强をしっかりとする学生のことを指します。

身体好は、運動や食生活を含めた健康な学生のことを指します。

思想好は、道徳がしっかりとしている学生のことを指します。

学習と健康は分かるけど、道徳？？

良い着眼点だね！この道徳が議論のポイントなの！！

三好学生とは、1953年に中国共産党のリーダーである毛沢東が提唱した優秀生の評価制度です。1954年に実際に運用が開始され、近年ではその廃止議論が中国国内で活発化しています。上記で取り上げた学习・身体・思想(学業・健康・道徳)の計3つの要素があります。

なんか中国らしいね(笑)

1954年から運用が続いている三好学生の評価制度ですが、問題点もいくつか存在しています。なぜなら、三好学生は学生の進学にも大きな影響を及ぼすからです。

実際に、若いうちから学生に優等生や劣等生のレッテルを貼るのは、学生の健全な発展・成長を阻害するという意見や、学生を評価する先生に賄賂(贈り物)をする保護者が続出したりしているのです。

近年でも中国国内では議論が盛んであり、評価の項目を追加するなどの案がでたりしており、今後どうなるかが注目されています。

今回は、1953年に中国共産党のリーダーである毛沢東が提唱した優秀生の評価制度「三好学生」について簡単に紹介してきましたが如何でしたか？

この記事が少しでも皆さんの役に立っていると幸いです。